お金ってなんだろう

2020年6月12日金曜日

経済や景気のことは
一旦、脇に置かせていただいて

私と私の気持ちとお金の話


4月、5月
外出を控えた期間

当然だが
街で小遣いをほとんど使わなかった

それが実に
心地よかった



子供の頃から
お金を使うことに慎重だった

はじめて意図的に
「小遣いを貯めて欲しいものを買う」
をしたのは、10歳くらいだっただろうか

2700円のスヌーピーのぬいぐるみ
(値段をきっちり覚えているところからしてお察しである)

買うと決めてからデパートに行ったのに
決心するのに
小一時間は掛かったと思う
(父母は一切急かさずに待ってくれた)

嬉しさより
お金を使ってしまったという
痛みが大きかった

実家は特に貧しいわけではなく
節約を厳しく強制されたこともない

教育や環境の影響は少なく
私自身の性質なのだと思う

欲しいものを何か月も
時には年単位で我慢することも
珍しくない

この痛みは
ずっとずっと続いていたが

結婚して
食料品や日用品を
自分の裁量で購入するようになり
「買物の経験」が日常となることで
だいぶ薄れたと思っていた

この度
個人的な外出や買い物がまったくない期間が生じたことで
その「痛み」が復活したようだ


「痛み」には
我慢することで
快楽を伴う類のものがある

お金を使わない
お金が減らないことが
心地よくなってしまった

無駄遣いをしない
という点ではよいのだが

あまり行き過ぎて
「買物をする度にひどく後悔する」
のも健全ではない

お金はお金として
淡々と利用する
そんな心構えでいきたいと思う
今日この頃

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