夏用の麻の帽子
2019年の夏に購入
今度の夏で3シーズン目となるが
強い日差しで赤茶けてきた
ヒダの内側と外側で色がずいぶん違う
風で飛ばされにくく
ツバの大きさなども気に入っているため
染め直すことにした
以前(2015年)
ジーンズを染めたことがある
淡色の上着に色が移ってしまった
またのっぺりと染まってしまうために
ニュアンスのあるデニムのカラーではなくなった
そのときの経験も踏まえ
今回は「黒に黒」を染める
ムラになってものっぺり染まってもわからない
それから、色止め剤をちゃんと使う
ジーンズは「ダイロン」を使ったが
今回は「みや古染め コールダイオール」と色止剤「ミカノール」
帽子と一緒に、薄い黒パーカーも染めた
染色前 |
このパーカーは
15年以上前に買ったもの
綿のしじら織で
暑い時期の冷房除け/日差し除けに
重宝する
着ない時期も長かったのだが
なぜか処分できなかった
昨年あたりから
またよく着るようになった
染色後 |
帽子ほどには
わかりやすく退色していたわけではないのだが
黒がどことなくしっかりした感じになり
すこし若返った
これでまだしばらく着られそうだ
帽子は2回染めた
染色前 |
染色1回 |
パーカーも入る大きさの容器がなかったため
台所のシンクを塞いで使った
水の量が増え
規定よりも染液が薄くなってしまった
帽子は1回の染色では
退色した部分とヒダの内側の差が
よく見るとわかる
帽子だけ
ステンレスボールで濃いめの染液を作り
2回目の染色
染色2回 |
今度は
退色部分の境目がわからなくなった
新品のときよりも黒いのでは?
という仕上がりになった
(光の加減が変わり、わかりにくい写真ですみません)
去年から
「自分でメンテナンスして長く服を着る」
という意識が強まった
世の中的にも
そういう傾向が出てきたように感じる
それが
「エコ」「環境にやさしい」
のかどうか
私にはわからない
家庭での染色も
それなりに水を使うし汚す
短い期間で買い替え処分するのと
染色や繕いで長持ちさせるのと
どちらがどれくらい
環境にいいのか悪いのか
経済にいいのか悪いのか
わからない
わからないが
愛着のあるものを
長く使うための
手段・選択肢が増えるのは
悪いことではない気がする