黒い帽子の染め直し

2021年3月5日金曜日

夏用の麻の帽子
2019年の夏に購入

今度の夏で3シーズン目となるが
強い日差しで赤茶けてきた
ヒダの内側と外側で色がずいぶん違う


風で飛ばされにくく
ツバの大きさなども気に入っているため
染め直すことにした

以前(2015年)
ジーンズを染めたことがある
染色前(2015年)
その時は色止めをせずに
淡色の上着に色が移ってしまった
またのっぺりと染まってしまうために
ニュアンスのあるデニムのカラーではなくなった

染色後(2015年)

そのときの経験も踏まえ
今回は「黒に黒」を染める
ムラになってものっぺり染まってもわからない

それから、色止め剤をちゃんと使う

ジーンズは「ダイロン」を使ったが
今回は「みや古染め コールダイオール」と色止剤「ミカノール」


帽子と一緒に、薄い黒パーカーも染めた

染色前

このパーカーは
15年以上前に買ったもの
綿のしじら織で
暑い時期の冷房除け/日差し除けに
重宝する

着ない時期も長かったのだが
なぜか処分できなかった

昨年あたりから
またよく着るようになった
染色後

帽子ほどには
わかりやすく退色していたわけではないのだが
黒がどことなくしっかりした感じになり
すこし若返った
これでまだしばらく着られそうだ


帽子は2回染めた
染色前


染色1回

パーカーも入る大きさの容器がなかったため
台所のシンクを塞いで使った
水の量が増え
規定よりも染液が薄くなってしまった

帽子は1回の染色では
退色した部分とヒダの内側の差が
よく見るとわかる

帽子だけ
ステンレスボールで濃いめの染液を作り
2回目の染色

染色2回

今度は
退色部分の境目がわからなくなった

新品のときよりも黒いのでは?
という仕上がりになった
(光の加減が変わり、わかりにくい写真ですみません)


去年から
「自分でメンテナンスして長く服を着る」
という意識が強まった
世の中的にも
そういう傾向が出てきたように感じる

それが
「エコ」「環境にやさしい」
のかどうか
私にはわからない

家庭での染色も
それなりに水を使うし汚す


短い期間で買い替え処分するのと
染色や繕いで長持ちさせるのと

どちらがどれくらい
環境にいいのか悪いのか
経済にいいのか悪いのか
わからない

わからないが
愛着のあるものを
長く使うための
手段・選択肢が増えるのは
悪いことではない気がする

このブログを検索

カテゴリー

QooQ