パンプスメソッド研究所i/288 に行きました。二年ぶりの足の計測です。
電話予約の数日後、東京大手町へ。広々とした研究所で、青の白衣(?)を着たスタッフさんが迎えてくれました。
まずは、アンケートに答えます。足のサイズや靴や足の悩みなど。それから、説明を聞いて、早速計測です。
計測は2種類。手で計る計測と、機械に足を入れて3Dスキャンする計測。どちらも裸足で行います。
アナログ計測は、台に乗って、足のアウトラインをなぞったり、メジャーで足囲を測ったりします。
3Dスキャンは、初体験。ポイントとなる足の箇所にシールを貼られて、いざ測定機へ。機械はスキャナーやコピー機と同じ音がして、足をスキャンしているのがわかります。「動いちゃいけない」と思うと動いてしまう罠に掛かり、一度目はエラーに(笑)。汗や水分でもエラーになるそうなので、一度足を拭いて、送風機で乾かし、再度トライ。今度は上手に撮れました。
写真がなくて恐縮ですが、どこからどう見ても「私の足」が画像になって、あらゆる方向から眺められるのは不思議な気持ちでした。踵側からとか、裏からとか、画面上でぐるぐる動いているー。
そして、計測結果の説明。足を測るのは3度目ですが、今までで一番細かく足の特徴を教えていただきました。
2000年12月→2014年10月→2016年10月
足長
左: 244mm→241mm→240.7mm
右: 243mm→243mm→243.5mm
足囲
左: 215mm→ 218mm→217.8mm
右: 221mm→ 223mm→222.5mm
足幅
左: 87mm→91mm→90.9mm
右: 90mm→94mm→93.5mm
左: 215mm→ 218mm→217.8mm
右: 221mm→ 223mm→222.5mm
左: 87mm→91mm→90.9mm
右: 90mm→94mm→93.5mm
2年前と、ほとんど変わりませんでした。 足のサイズ自体は安定しているのかな。
土踏まずはクッキリ。ハイアーチです。
そして、パンプスの試し履きです。パンプスメソッドi/228の「288」は288個の足型がある、という意味。「カーブ」と「ストレート」という2種類の形と、16の足長サイズ、9種類の足囲サイズ。この組み合わせで288のパンプスが揃っているのです。
今回、ここに来たのは、サイズ計測はもちろん、この試着が目的でした。
●以前作ったイージーオーダーのパンプスの履き心地は、よいのか悪いのか。(痛い箇所が少しある)
●既成サイズで合うものがあるのか。
この疑問を解消すべく、ここに来たわけです。
まず履いてみたのは24㎝のワイズC。ここからワイズを下げていって……結局Aまで履けてしまいました。正直、そこまで幅狭いとは思っていなかったので、ちょっとショックです(笑)
システム化されたサイズの靴を順々に履いていくと、履き心地の違いや、チェックすべき箇所がわかってきました。
●右足の親指側履き口が痛い(手持ちパンプスでも痛む箇所)
●右足の薬指小指が当たりやすい
●踵はしっかりフィットが好み
●踵のフィット感を重視したワイズ(AやB)にすると、つま先がきつい(指が長めなのもある)
これがわかったのは本当に有意義でした。来た甲斐がありました。今後、靴を選ぶときに多いに役立つと思います。
そして当初の疑問……
●以前作ったイージーオーダーのパンプスの履き心地は、よいのか悪いのか。(痛い箇所が少しある)
→よい。痛む箇所はあるけれど、断然よいということがわかりました。冠婚葬祭用で使う回数が少ないのですが、改めて履きならしをしたり皮を柔らかくしたりしてみようと思います。
●既成サイズで合うものがあるのか
→ないと思ったほうがいい。
パンプスメソッド研究所の靴型は科学的に研究され、統一されたサイズ展開です。ここで「このサイズが合う」とわかればいいなあ、と少し期待がありましたが、残念ながら、ここの靴でもなんらかの調整が必要ということがわかり、購入は見送りました。(ちょっと高価だし)
データの収集が主な目的のようで、セールストークはありません。計測と試着は無料です。靴でお困りの向きは、データ提供をしにいくつもりで行くのもよいかもしれません。私も「細い靴が増えてほしい!」と言ってきました。
※2019年12月追記※
大手町のパンプスメソッド研究所は現在ありません。私が計測に行ったのはブランドプレオープンのような時期でしたので、計測や試着、セールストークの様子は変わっている可能性があります。i/288のショップリスト
今後の方針
●市販のパンプスは諦める。
●靴による疲れ、痛みが長引くようになってきたため、ファッションより健康を優先する。
●我が家の経済状況を鑑みること。
以上を踏まえて、次の計画
●パラマウント・ワーカーズ・コープ直営店に行ってみる。