捨てて後悔したもの

2022年6月25日土曜日

捨てて後悔したもの
全くないといってはウソになる

ひとつめは写真
親や祖父母が撮ってくれた幼少期の写真ではなく
高校生から20代くらいのもの

父母はノータッチのものだから
自分の裁量で判断できると思って
スキャンしてほとんど処分した

モノを減らしたという意味では後悔はないのだが
実は昔の写真を見るのが結構好き
スキャンした写真をパソコンで見ながら
「もうこの写真は手に持って見ることができない」
「データが壊れたり、何かのはずみで消してしまったら
この写真は見ることができない」
と、見るたびに少し心が痛む

まだ親の手元に残っている子どもの頃の写真も
いつかは処分を考えなければならないが
写っている自分だけでなく
撮った父母や祖父母の気配も物質的に残っているものだから
慎重にしたい

私の場合
子供の頃の写真は、年を取った時に
大事な慰めのアイテムになる可能性があると
思っている



もうひとつの「捨てて後悔」は
プレゼントでいただいたもの

見た目等はイヤではなかったのだが
使い勝手がよくなく
一度売りに出した

「モノではなく、気持ちを受け取れば十分」
「贈った相手は覚えていない」
などの言説を頼りに、手放した

が、贈ってくれた人が家に来たときに
その品物の話題になって、冷や汗を掻いた
「出してきて」などとは言われずにその日は済んだが
その人は、近所に住んでいるので
今後も家に来た際に、話題に上る可能性がある
そのたびにヒヤヒヤするのはもう御免だと思い
必死で同じものを探し、買い直した
痛い勉強代だった

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